海外の資金作りの方法として日本にも知られるようになったクラウドファインディングという方法があります。
金融機関からの融資ではなく、また投資家による出資でもない、第三の資金集め方法として注目されています。
米国では、かなりの資金集めの実績があり、それで起業している人も出ています。
資金が欲しい人と、その商品化や、事業の実現のために、資金をちょっとだけ出す個人、そして、それを仲介する運営者の3社で構成されるという仕組みです。
実際に日本でも2、3程度のクラウドファインディングサイトが登場しています。
そのサイトを見てみると(例えば、キャンプファイアーなど)、だいたい集まる資金は、というか集めようとしてしている資金は、数十万円程度の案件がほとんどで、多くても200万円程度程度のようです。
一人が出資する金額自体が少ないのもありますし、まだまだなじみがないという事もあります。
また、人の夢や、願望を応援するとかいう寄付行為に近い出資ですから、資金を持っている人が投資して儲けようというものではないので、あまり多くの資金を集めることはできなさそうです。
ですから、起業にかかわる全資金を出してもらうようなことは、現状の日本のクラウドファインディング規模では無理かと思います。
しかし、何か特定のアイディア商品を開発するなどであれば、また、資金の足りない部分を集めるという方法としては、1つの手段かもしれません。