なんとか、調整すれば返済を続け、立ち直れる可能性がある場合でも、借入先への支払いや、複数の仕入れ先の支払いなど、
債権者がたくさんいれば、どこを優先するかなど、各債権者は、回収できなくなるのではと不安になりますから当然自分の所からという事になりえます。
そういう状態に陥ったら、自社だけで調整するのは困難です。
回復の可能性があっても、調整がつかず、破綻してしまうことは結構あるものです。
そんなとき相談すべきなのが、中小企業再生支援協議会です。
中小企業再生支援協議会というのは、都道府県に設置されている国の機関で、中小企業庁の出先機関です。
この中小企業再生支援協議会は、「産業再生支援特別措置法」という法律に基づいて、企業の再生を支援してくれる機関です。
経験豊から専門家がそれぞれの地方の特性にあった中小企業の支援をしてくれる機関となっていて、融資を受けている金融機関との調整をしてくれたり
制度融資の仲介をして、新たな融資の手助けをしてくりたり、資産の売却を手伝い、債務を減らしたりする支援をしてくれます。
もちろん事業そのもののコスト削減や売り上げの増加策などの事業経営の検討もしてくれ、「再生計画」の作成を助けてくれます。
これを作ることで、金融機関の格付けが改善され、新たな融資を受けられる可能井せんせいも高まり、債権者への調整も楽になるというわけです。
