Microsoft Designerは、Microsoftが提供するAI搭載のデザインおよび画像生成ツールです。
このツールは、OpenAIの画像生成AI「DALL-E 3」を活用しており、テキストプロンプトを入力するだけで、簡単に高品質なデザインや画像を作成できます
主な特徴
- AIによるデザイン生成: テキストで指示を出すと、それに基づいてAIが画像やデザインを生成します。例えば、「未来的な都市の風景」と入力すれば、それに合った画像が作成されます。
- テンプレート提案: AIがデザインテンプレートを提案し、ユーザーはその中から選択してカスタマイズできます。
- 多彩な編集機能:
- 背景の削除やぼかし
- カラーパレットやフォントの提案
- レイアウトの最適化
- 不要なオブジェクトの消去
- 商用利用可能: 作成したデザインは商用目的でも使用できるため、ビジネス用途にも適しています。
- 日本語対応: 日本語でプロンプトを入力できるため、言語の壁がありません。
利用方法
- アクセス方法:
- Webブラウザから「Microsoft Designer」の公式サイトにアクセスし、Microsoftアカウントでログインします。(office365と連携しています)
- デザイン作成:
- テキストプロンプトを入力して生成する。
- 提供されているテンプレートやサンプルから選択する。
- 自分の画像をアップロードして、それを基にデザインする。
- 編集とカスタマイズ:
- 作成したデザインは、テンプレート変更や要素追加(画像、テキストなど)を通じて自由に編集可能です。
- 保存と共有:
- 完成したデザインはPNG、JPEG、PDF形式でダウンロード可能。また、Microsoft 365アプリ(WordやPowerPointなど)との連携も可能。
用途
- ソーシャルメディア投稿
- 招待状やグリーティングカード
- プレゼン資料
- ブランド用グラフィックなど.
Microsoft Designerは、専門知識がなくてもプロフェッショナルな品質のデザインが簡単に作れる便利なツールです。
個人利用からビジネスまで幅広く活用できます。
無料プランの概要
- 利用条件: Microsoftアカウントさえあれば誰でも無料で利用可能です。
- 主な機能:
- AIによる画像生成(月15クレジットまで)。
- テンプレートを使ったデザイン作成。
- 基本的な画像編集機能(背景削除、トリミングなど)。
- 商用利用可能なライセンス付き。
- 高解像度画像のダウンロード。
- 制限事項:
- 月15クレジット(1回の生成で4つの画像バリエーションが作成されるため、実質的には月60枚の画像が生成可能)。
- 一部の高度な編集機能は有料プランでのみ利用可能。
無料プランの制限はある?
- 商用利用が可能: 無料プランでも作成したデザインや画像を商用目的で使用できます。
- 日本語対応: 日本語プロンプトで直感的に操作できるため、英語が苦手な方でも安心して利用できます。
- 追加コスト: Microsoft Designerは、月額$9.99で利用できます。このプランには、デザイン素材の無制限アクセス、テンプレート、画像編集ツールなどが含まれています。
ブーストシステム
- 無料プランでは「ブースト」というポイントが毎日15回分回復します。このポイントを消費してAI画像生成などの機能を使用します。
Microsoft Designer活用例
1. SNS投稿用デザインの作成
ウェブサイトの記事をSNSで告知するための画像を作成する際にMicrosoft Designerを活用しました。
プロンプト(自然言語)で「記事の内容を知らせるアニメーション付きの投稿画像」と指示すると、いくつかのデザイン案が提示できる。
その中から選んだデザインを微調整し、数分で完成。
さらに、そのままFacebookやInstagramなどに直接投稿する機能も利用できます。
このプロセスにより、従来数時間かかっていた作業が約分で済みます。
2. プレゼンテーション資料の表紙デザイン
ビジネスシーンでは、プレゼン用資料の表紙デザインに活用された事例があります。
たとえば、「Breezy Presentations」というプロンプトを入力すると、AIが自動的に複数のデザイン案を生成。
それらの中から最適なものを選び、カスタマイズし、プロフェッショナルな見た目の資料が作成できてせきます。
3. イベント招待状や年賀状の作成
プライベートでは招待状や年賀状などにも利用されています。
たとえば、「誕生日お祝いイメージ」といったプロンプトを入力すると、それに合ったテンプレートやデザインが生成されます。
4. 画像編集機能の活用
既存の画像をアップロードし、それを基にしたデザインも可能です。
フリー素材をアップロードし、それにプロンプトを組み合わせて、新しいデザイン案を生成できますので、素材から活用するという方法があります。
Microsoft DesignerとBing Image Creatorの違い
Microsoft DesignerとBing Image CreatorはどちらもMicrosoftが提供するAI画像生成ツールでともにDALL-E3を搭載していますが、用途や機能にいくつかの違いがあります。
以下にそれぞれの特徴と違いを詳しく説明します。
主な違い
項目 | Microsoft Designer | Bing Image Creator |
---|---|---|
目的 | デザイン作成全般(SNS投稿、プレゼン資料、招待状など) | AI画像生成に特化 |
搭載モデル | DALL-E 3 | DALL-E 3 |
生成画像の形式 | 複数のアスペクト比に対応 (正方形、縦長、横長など) |
生成時1:1 サイズ変更で4:3 |
生成枚数 | プロンプトごとに1~2枚 | プロンプトごとに最大4枚 |
編集機能 | 画像生成後のカスタマイズ(テキスト追加、テンプレート利用、レイアウト調整など) | 基本的な画像生成のみ |
使用方法 | Microsoft Designer専用のインターフェースで操作 | BingブラウザまたはBingアプリ内で操作 |
商用利用の可否 | 商用利用可能(ただしユーザーが著作権や使用権を確認する必要あり) | 商用利用は制限される場合がある |
料金体系 | クレジット制(無料で月15クレジット付与。追加は有料) | 無料(ただし「ブースト」制限あり。ブースト消費後は生成速度が遅くなる) |
連携機能 | 他のMicrosoft 365アプリ(Word、PowerPointなど)との連携 | 特定の連携機能なし |
Bing Image Creator
- 生成される画像: 一度に最大4枚の画像を生成します。
- 多様性: さまざまなスタイルやデザインの画像を生成する能力があります。
- 利用方法: BingのWebサイトやMicrosoft Edgeからアクセス可能で、プロンプトを入力して画像を生成します。
CopilotのBing Image Creator
- 生成される画像: 1つのプロンプトに対して1枚の画像を生成します。
- 反映度: プロンプトに基づいて創造的かつ高品質な画像を生成します。
- 利用方法: メッセージ内でプロンプトを入力することで、画像を生成します。
他の画像AIツールとの比較
ツール | 画像サイズオプション | 特徴 |
---|---|---|
Bing Image Creator | 固定サイズ:1024×1024ピクセル | ユーザーが解像度や比率を変更できないため、シンプルで初心者向け。 |
DALL-E 3 | 最大1024×1792または1792×1024ピクセル(縦長・横長対応) | 解像度やアスペクト比を選択可能で、より柔軟な用途に対応。 |
MidJourney | カスタマイズ可能(高解像度や多様なアスペクト比をサポート) | 高品質な画像生成とアップスケーリング機能があり、プロフェッショナルな用途に適している。 |
Stable Diffusion | カスタマイズ性が非常に高く、ユーザーがモデルや設定を調整して任意の解像度で生成可能 | オープンソースであり、解像度やアートスタイルを自由に選択可能。 |
詳細な比較
1. 利用目的
- Microsoft Designerは、画像生成だけでなく、テンプレートや編集機能を活用してデザイン全体を仕上げることを目的としています。SNS投稿やプレゼン資料、招待状など、多用途で利用可能です。
- 一方、Bing Image CreatorはシンプルにAIによる画像生成を行うツールであり、デザイン全体ではなく画像そのものを作成することに特化しています。
2. カスタマイズと編集
- Microsoft Designerでは、生成した画像をさらに編集できるため、プロフェッショナルなデザインを簡単に作成できます。フォントやレイアウトの調整なども可能です。
- Bing Image Creatorでは、生成された画像に対して直接編集する機能はなく、そのままダウンロードして使用する形になります。
3. アスペクト比
- Microsoft Designerは複数のアスペクト比(正方形、横長、縦長)に対応しており、多様な用途に合わせたデザインが可能です。
- Bing Image Creatorは正方形の画像が生成され、生成後4:3の横長にも生成できる
4. 商用利用
- Microsoft Designerで作成した画像は商用利用が可能ですが、ユーザーが著作権や使用権について確認する必要があります。
- Bing Image Creatorでは商用利用が制限される場合があり、その点で注意が必要です。
5. 利便性と操作性
- Microsoft Designerは専用のインターフェースを持ち、より直感的で多機能な操作が可能です。また、Microsoft 365との統合によってビジネスシーンでも活躍します。
- Bing Image CreatorはブラウザやBingアプリ内で簡単にアクセスできるため、手軽さが魅力です。ただし、高度なデザイン作業には向きません。
どちらを選ぶべきか?
- デザイン全般を行いたい場合: SNS投稿やプレゼン資料など、多用途なデザインを求めるならMicrosoft Designerがおすすめです。
- シンプルな画像生成が目的の場合: 手軽にAI画像を試したい場合にはBing Image Creatorが適しています。
それぞれの特徴を理解し、自分のニーズに合ったツールを選ぶとよいでしょう。