新規開業するときならば、新規創業資金があるわけですが・・・
同じ新規開業でも過去に廃業している場合、民間の融資を受けるのはまず困難ですよね。
しかし、開業は一度や二度の失敗なんて本当はざらです。
本来は何度でも再起し、再チャレンジできる環境であることが必要だと思います。
日本はどうしても、一度失敗したら二度と立ち上がれないというイメージがつよく、まるで起業が博打のように感じられますが、本来経済、産業を活性化していくためには、起業精神のある人に、なんども再チャレンジさせる環境がであるべきでしょう。
ただ国もその点のことはわかっていて、少ない資金ではありますが、再チャレンジするための融資制度を、日本政策金融公庫に設けています。
「再チャレンジ支援融資」という制度です。
条件にあてはまるような人は以下のようなことをチッェクしてみましょう。
過去に事業の廃業履歴がある人の新規開業。
これから廃業する予定の人で、廃業したときの負債が、新たな事業に影響を与えずに整理できる見込みがある人。
つまり、今の事業を廃業して新しい事業を始める人は、廃業する事業の債務を整理する見込みがあれば、融資するよということですね。
また、廃業の理由に、法的な違反などが存在しない事、違法営業とか、脱税とか、詐欺など不法行為が原因で廃業に追い込まれたなどでないこと
普通に経営していて、事業がうまくいかなくなった人が対象という事です。。違法行為などをしていなければ大丈夫でしょうが、あまりにずさんな経営をしていて、なるべくしてなったような場合は困難ですね。
融資の限度額は、2000万円以内で、設備資金、運転資金として利用できます。
返済期間は、固定金利での融資の場合は、設備資金で15年以内、3年間の据え置き期間があります。
運転資金の場合は、5年~7年で、据え置き期間は1年以内です。
ほかに、実績連動型というのがあり、実績に応じた返済期間が適用されるというものがあります。
こちらは、運転資金も設備資金も7年以内で、2年間は利息の身の支払いという設定もあります。
保証人や担保は、相談次第ということで、まずは融資の相談に行ってみないとわかりませんが、事業計画がよくできていれば、無担保、無保証人でも可能な場合もあるようです。