融資に頼らず、資金調達する方法の一つとして、保険積立金がないか見直してみよう。
何年も会社経営してきているのだったら、保険積立金が結構たまっている可能性があります。
決算書を見直してみれば、「保険積立金」がいくらあるかわかるはずです。
定期以外の保険のタイプ、終身保険や養老保険であれば、積立になりますので、貸借対照表では資産科目のなかに、保険積立金などとして勘定科目に入っているはずです。
この積立金を利用して資金を調達する方法も1つの選択肢です。
この積立金を取り崩すという方法として、保険を解約して資金とする方法もありますが・・・・
解約して使ってしまった場合、当然ですが、保険がなくなってしまいますから、安全の保障がなくなるのは心配です。
若いうちならば、資金繰りが改善してら、また入り直すという方法もあるでしょうが・・・
年齢が上がると、割高で入りにくくなるわけですから、解約するのは、最後の手段だと思います。
大抵、ある程度積立金がたまっているのだったら、それを担保として、契約者貸付というのを行っていますので、おおよそ積み立てられている金額の80%程度までを借りることができるはずです。
もちろん、融資に近いものですから、金利が発生しますが、積立金そのものが担保になっているわけですから、利息金利はとても少なく、3~4%程度でしょう。
もし、すでに毎月の掛け金が大変になっている場合は、解約して、積立金を受け取るという選択肢もあり得るでしょう。
保険の保証がなくなってしまいますが、解約で積立金が入ってくるのと、毎月の掛け金もなくなりますから、資金調達と毎月の資金繰りが少し楽になるという効果があります。