やはり国民生活金融公庫の貸し付ける事業資金の一つで金融環境変化資金(セーフティネット貸付)というものがあります。取引金融機関が経営破たんししてしまった場合に融資してくれるという制度のものです。
最近ではあまり考えられないかもしれませんが、ほんのちょっと前まで、金融機関が危ない状況がありましたから、いつまたそんな自体があるかもしれませんので、この貸付制度は覚えておくといいでしょう。
もちろん、金融機関の破綻などが原因で、一時的に資金繰りに影響を受けて、経営に状況が出ている場合であり、そうでなくても経営状況が悪化している場合とはことなりますので、ちゅぅいしましょう。
要するに中長期的には資金繰りが改善し経営が安定することが見込まれる場合であることがこの事業資金の貸付の条件で、また、次のいずれかに該当する必要があります。
1 取引金融機関が業務停止命令を受けた
2 取引金融機関が実質的に経営破たんの状態等にある
3 取引金融機関からの借入等が株式会社整理回収機構(RCC)に譲渡された方などで、経常利益を計上しているなど、業況が順調と認められる方
4 経営状況が悪化していないにもかかわらず、取引金融機関との取引状況が変化している
他の国の事業ローンを利用している場合でも別枠として3,000万円までの融資が受けられます。
返済機関は 5年以内、で特に必要と認められる場合は7年までに延長できます。
返済までの据置期間1年以内で、特に必要と認められる場合2年以内となります。
メガバンクはその可能性はないと思いますが、個人事業者や中小企業者は、地元の地方銀行や信金などから事業資金や運転資金をを借りていると思いますから、万が一の時にこういう融資があることも覚えておいてもいいでしょう。