公的な金融機関で借りられない場合、不動産があれば、無担保よりも少しいい条件で借りることができますので、視野にいれておいてもいいでしょう。
不動産の場合、景気によって不動産価格が下がる場合もあるので、その時にはあまり融資金額は大きくとれない弱点がありますが、何もない融資より、4~5%程度は金利が有利になる場合もあると思います。
民間系金融期間では、不動産を担保とした、事業資金ローンもありますので、いくつか紹介しておきましょう。
ただし、時間的な経過や市場金利の動向で、金利や貸し出し条件、融資限度額などは川ってくると思いますので、あくまでこんなものがあるという参考程度になりますから、必要な時はご自身で調べてください。
アサックス不動産担保ローン
金利5.000 ~ 9.860% (年) 融資限度額 300万円 ~ 3億円
個人向け :300万円~1億円 事業者/不動産業者向け:300万円~3億円
最長返済期間 30年 返済方法 元利均等返済・元金一括返済
事務取扱手数料 :融資額の2.1%
調査手数料 :融資額の0.525%(上限10万5000円)
ファーストクレジット
金利 7.800 ~ 9.840% (年) 融資限度額 300万円 ~ 1億円
最長返済期間 25年 返済方法 元利均等返済・元金均等返済・据置一括返済(原則1年間)
・融資事務手数料としてご融資金額の2.10%~3.15%
・登記費用、印紙代、公正証書作成費用等/実費
・調査料、鑑定料は、不要
ビジネクスト 不動産担保付きビジネスローン
金利 8.000 ~ 15.000% (年) 融資限度額 100万円 ~ 1億円
・融資限度額1億円 ・最長返済期間は最長30年
・担保物件は抵当順位不問です。・事務手数料不要。
こうしてみるとだいたいどこの一般金融機関も不動産担保を取る割には、金利は高いようですが、それはそれで仕方がないでしょう。
公的事業ローンが組めなかった場合、組めても融資金額が足りなかった場合などの補助的に使うのがいいかとは思います。
但し、この利率以上の収益が上がっている事業でなければ、事業資金として融資を受けるのはナンセンスであることを忘れてはいけません。