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事業ローンを組まずに開業資金をつくれるか?

事業ローンを組まず開業資金をつくるとしたら、どんな方法があるのでしょうか?

また、そんなことが可能なのでしょうか?

事業ローンを組まず開業したいなら、個人資金や退職金で起業する方法と、融資ではなく出資という形で資金繰りをする方法があります。

まず、自分の財産の棚卸をしてみましょう。

生命保険の契約者貸付制度が利用できるか、重複加入がないかどうかを検討してみてください。

さらに家屋、土地、家財など、借り入れ担保または出資財産にできるものがあるかどうかなどを一度検討してみるといいでしょう。

この場合よく注意してほしいのは、生活費を計算に入れることを忘れないことです。

少なくとも1年分くらいは確保できれば申し分ないです。

それをプラスした総額が1500万以上あれば、なんとか事業ローンを組まなくとも独立開業できる可能性はあります。

一般的な開業費として、300万円~1000万円必要といわれています。

自己資金の不足分を親兄弟からの援助で行う方法を検討できます。

現金での援助以外に、親族の定期預金や不動産を担保にして、自分名義で銀行からお金を借りる方法です。

それでも不足している場合は、友人や知人からの借金を利用することになります。

他人からの資金調達は、多くが「共同経営」というかたちが多いですが、責任がかなり重くなります。

やはり、一番気楽で高額のまとまった資金を調達するなら国金(国民生活金融金庫)や地方自治体の助成金や補助金を利用するのが一番いいのですが、審査が厳しく、融資を受けられる企業はほとんどいません。

ベンチャーキャピタルやエンゼルなどの起業支援事業からの開業前の出資を受けることも出来ますが、かなりハードルは厳しいようです。

事業ローンという場合は、融資形態がそれに相当するわけですが、事業がうまくいっていようがいまいが返済期日が決められてしまいます。

出資といった場合は、もっと融通がきくので、必ず返済しなければならないということはなく、配当義務もありません。

ただし、株主として絶対的な経営権をもっているので、経営への干渉は覚悟しなければなりません。

親族を含めて他人との間に資金がらみの取引があった場合は、もめごとや金銭トラブルは必ず起こりうると思っていた方が無難です。

結局一番ストレスが少なく資金つくりができるのは、融資などの事業ローンを組むことですね。