国民生活金融公庫(日本政策金融公庫)には、事業スリム化資金というユニークな、事業資金貸付があります。
事業を縮小化するために、事業資金を貸してくれるという資金です。
このご時世で、消費が低迷していますので、ありがたい資金ですよね。
また、これから起業、独立開業しようとする人には、今はちょっと遠い存在かもしれませんが、軌道にのって拡大下はいいけれど、景気が冷えこんでしまって・・・といったときに思い出してみるといいでしょう。
開業後何年もたってからだったらもしかすると必要になるかもしれませんよ。
内容的には以下のようになっています。
現在の事業を縮小する際に必要となる運転資金・設備資金として貸し付けてくれる資金で、従業員の削減に伴う退職金支払い資金や、仕入先との取引を縮小するための買掛金決済資金。
また工場をいくつも経営している場合の一部を解体するための費用 など、更に店舗を持っている場合の現在の店舗より小規模な店舗への移転に伴う入居保証金、改装費用などが例として考えられます。
限度額は他の国の事業ローンである普通貸付とほぼ同じで、運転資金 4,800万円以内 、返済期間は5年以内
で、特に必要と認められる場合は7年以内。
返済猶予期間は1年以内となります。(2年ではないので注意)
設備資金
も限度額は同じですが、返済期間は10年以内で、返済までの据え置き期間は2年以内となっています。