自営業など規模の小さな事業者で、すべてキャッシュで運転資金を回している場合、
殆ど銀行などの金融機関とは、口座を持っているだけで、特別な関係はないでしょう。
まあ、現金で足りているのに無理に融資を受ける必要はないので、別にそれでもいいのですが・・・
そのままの事業を継続してずっといけるということはそうはないと思います。
取引先が増えれば、仕入れ資金は拡大し、運転資金が足りなくなることもあるでしょうし・・・
逆に、取引先が、支払いを伸ばしてくれということになったとき、次の仕入れが起こせない
資金が足りないという事になりかねません。
こんな時に、急に融資を相談しても、融資を受けるまだにいろいろと時間がかかってしまい
結局間に合わずに倒産してしまうとかあり得るわけです。
大きな仕事が入ってチャンスになった時にもこういうことが起きてしまうことがあるので、ピンチをチャンスにかえるのではなく
チャンスがピンチになってしまうののが事業と資金の関係なのです。
ではどうしたらいいかというと、口座を作ったら、売り上げはすべていったんそこに入れて、
現金で支払う場合もいったん入れてから引き出し、振り込みも、直接現金で行うのではなく、
口座に入れた中から振り込みをするようにして、毎月のお金の出入りを記録するようにするといいのです。
これは経理承和うにもなりますし、金融機関からしたら、過去の口座の状況を見るだけで取引内容が把握できるのです。
都市銀行や地方銀行などでは、なかなか融資を受けられないような小さな事業者でも相手にしてくれるのは、信用金庫や信用組合です。
ですから、こういう実績を信用金庫などで作っておくことでいざという時に融資も相談に乗ってもらいやすくなるというわけです。